不況に必ず起きる「個人事業主は労働者」

好景気よりも不景気に起きる問題。宅配ドライバーの労働者性。

委託契約だからではない。委託ドライバーor個人事業主でも労働者。

過去の商慣習が通用しない

業歴だのキャリアだの言って理解してくれる個人事業主はいない。
独立開業だ!と高揚感を持って開業することは誰でも出来る。
色んな事に出くわす。好景気なら目立たない。でもどれだけ個人事業主で旨味を感じても、不景気で全ての些細な事が許せなくなる。
これは別に変な事ではない。
満足不満足では語れない。今に不満なら権利の可能性を模索して、主張出来るなら主張するのが現代。その上で、何が争点なのか?委託会社側にも研究すべき事例がきっとあるだろう。動画で再生数がどうの登録者数がどうの論じる前に委託ドライバー保有の数だけリスクが存在する。

2013年の判例が大きな転換期

生活協同組合ユーコープの二次請けのカーゴスタッフ株式会社下請け13名が静岡地方裁判所で労働基準法上の労働者であるという判決が下された。

判例を見る前に労働組合系側の勝利宣言声明から全体像を把握してみよう。
・わかやま市民生協労働組合

カーゴスタッフ(株)(以下、カーゴ社)は、運送業を営む株式会社である。
会社は、ユーコープの宅配サービスの二次下請けとなっている。[委託構造:生協→管理会社→カーゴ社→ドライバー)]。
カーゴ社は、原告らを会社の指揮命令下に置いているにもかかわらず、「業務委託契約(=個人事業主扱い)」を結び、雇用契約を認めなかった。これに対し、判決は、以下の事実を認定し、カーゴ社の違法行為を断罪したものである。
1.カーゴ社の運送事業に必要な労働力として組み入れられていること。
2.個別の契約の内容はカーゴ社が一方的に決定し、原告らドライバー側が交渉する余地が全くないこと。
3.原告らドライバー支払われる委託料は出来高払いの形式をとっているが、実質的には労務の提供の対価としての性質を有するものであること。
4.原告らドライバーはカーゴ社の指定する業務遂行方法に従い、その指揮監督の下に労務の提供を行っていること。場所的にも時間的にも相応の拘束を受けており、独立した事業主としての実態は備えていないこと。

第2に、原告らがカーゴ社に支払った保証金、加盟金の返還を明確に認めた。
1.保証金についてはカーゴ社が優越的地位に基づいて強制的に取り上げるものであり、労基法18条1項に違反すること。その他,労基法16条、24条にも違反すること。
2.加盟金及び用品代金を徴収することについては、被告カーゴ社の[業務に必要なノウハウを教えるため]とする主張を全面的に退け、こうしたことは雇用契約を締結した使用者の当然の義務であり,公序良俗に違反する民法90条違反,給与天引き行為は労基法24条1項違反であると断じた。

軽貨物系の委託会社HPに見られる「業務に必要なノウハウを教える為」って文言が何の屁のつっぱりにもなりませんね(笑)そんな形式的な事ではなく、個人事業主としての独立性が担保されない系統になっている点。指揮監督下and受託の選択権が担保されない点の2点が限りなく「労働者」と認められるケースであると考えます。その点であれば、uberEATSとAmazonFLEXの好きな時間に限られただけの仕事を受託出来るやり方は、「労働基準法上の労働者」対策が出来ているでしょうね(笑)

ドライバーたちは「個人事業主」とされているために1日10~14時間働いても残業代不払い、社会保険未加入、有休休暇も取れない不安定雇用を強いられているとして2009年5月に訴えをおこしました。カーゴスタッフ以外の県内同業他社のドライバーは全員が雇用契約者です。判決では、「原告らが、被告に対し、雇用関係上の権利を有する地位にあることを確認する」と読み上げられました。
報告集会でドライバーの男性(49)は、「勝ったことで終わりではない。これから労働者として安定した雇用条件を勝ち取るために頑張っていきたい」と決意を語りました。望月正人弁護団長は、ドライバーは被告の指示のもと、配送コースに従った特定時刻に商品の宅送、車両や制服など決められたものを使用し、拘束を受けていたことが認められた全面的勝利だと説明しました。

定期だからとかスポット便だからの問題ではない。受託者側に選択権が委ねられているのか?指揮監督下をどのように委託会社側が捉えているか?捉えているだけでは駄目。軽貨物運送の従来からの商慣習的にNGなのだ。第三者が部外者が内容的に分からなくても労働者性が高いか低いか判断されるものと委託会社も認識を改めるべきだ。

委託ドライバーの静脈

動脈とは、委託会社から委託ドライバーに向けてのフローであり、逆は静脈。
動脈に目が行く事があっても静脈にリスクを感じない委託会社が多数だ。
そのことも相手は理解している。十分に弱点だと理解している。
案件が多数あるから独立開業者を無作為に集めると不景気に何割か爆弾に変わる(笑)そのリスクについて考査している動画もブログも委託会社側の発言はない(笑)有る意味、この点に置いて従来の商慣習に穴を空けてもらっている感はある。皮肉なものだ。

pickgoやハコベルみたいなアプリ

場合によっては、物流マッチングアプリを十分にリスクヘッジに使えるのではないだろうか?uberEATSやAmazonFLEXに注目が集まるが、労働問題化する点から見れば物流マッチングアプリはリスクヘッジに使える。委託会社や大手運送会社がマッチングアプリ系の投資が活発な理由は委託ドライバー確保と言うより、既存委託ドライバーたちとのリスクヘッジの意味合いも強いかも知れない。SGHDの投資先にCBクラウドに注入する点も同じ側面があるのではないだろうか?
物流系メディアのキレイな部分だけに目を奪われず、1つの報道に必ず裏の側面があることも軽貨物ドライバーを管理する側が認識することも大事である。

エントリーシートの応用

独立開業時の面談や誓約書に何の意味もないこと。
変な期待感はやめよう。
高揚感が開業時にあっても何れ豹変するのが開業者だ。
委託会社側の甘い認識が必ずそこに存在する。
人間関係や人柄に甘えているのは、委託会社側の経営陣だろう。

・開業者が開業時に思う足跡を残させる
・開業者の面談時の記録
・リスク説明を聞く全体の記録
・委託ドライバーの適時選択権の担保
・指揮監督系統の再構築
etc
これを自社で掌握してまで委託ドライバーを直接管理するリスクは面倒だ(笑)
全て1枚かます物流マッチングアプリを挟む方がまだマシだ。
そんな労働者だ!と叫ぶ訴訟は2020年以降多発する。
なぜなら委託ドライバーにとって、割の良い案件はおりてこないだろう。
今よりも格差が広がる。

株価が下落するから不景気ではない

実体より先に来る株価下落。傷んだ帳簿から事業方針が悲観的になること。悲観的から固定費の抑制にあらゆる可能性が働く。あらゆる可能性の中に軽貨物運送への依頼単価を抑制する動きが出る。この点がスポット便専業には恐ろしい。町工場にも元請けメーカーが存在する。内需活動も影響する。生産物の量が落ちれば、不測の事態も減少する。SCMが変われば、日本で生産する必要がなくなる。輸出入が更に落ちれば、海運系・航空系も全て不測の事態が減少する。日常の不測の事態に付け込む商売が「軽貨物運送」だから。株価下落が落ちて、安定しても上昇しても必ず軽貨物運送にとって落ち込む事は必至。オリンピック特需をあてにするほど猶予がないのが軽貨物運送の個人事業者たちだ。これから本当の意味での資金繰りサバイバル。私にとっては、4年に一度の有る意味オリンピックだわさ。何もない日常に悲観的な事を考えることの重要性を実感しております。
まだまだ軽貨物業界に実体として何一つ表れていない(笑)
まだ株価が下落しているだけで、始まっていない点を十分に認識されていない。

長期的と短期では見方が違う

アナリストレポート見て頂いた判断でよろしいかと思いますが、長期的に考えて物流大手各社は国際物流系を中心にSCM変化の影響を受け、人事異動を活発化しています。そして原油下落ですが人件費高騰に伴い管理費のポートフォリオを変えております。構造改革まっただ中であり、流行り病の件が終息すること前提で妄想すれば2021年3月期2Qまで改革の結果が反映されるとは思っていません。ただ子会社再編や人員再配置を強烈に行っていることは人事異動プレスが語っています。長期的には買いで、足元短期では結果が出ずにまだ日経に引っ張られて下がると思っています。でもデリプロ銘柄中心に荷物は増えているので、大手路線銘柄以外のアマゾンデリプロ銘柄は国際貨物と一緒に考えてはダメだと思っています。まだデリプロとヤマトや佐川と日本郵政と同一系銘柄と判断はなさらぬようお願いします。出来あがっている配送網の脆さと比例して管理コストはデリプロが安上がりでありますからね。デリプロのリスクとしては、配送網の脆弱さ。依頼元の発送調整をモロに影響を受ける。配達員レベルのモラルリスクが考えられます。いずれにしても長期では買い。偉そうに言っても、ヘソクリで株式投資をやっている貧乏人です(笑)物流銘柄をウォッチするがETF専門でございます(笑)

吸収合併公告が多発する

もう融資が下りない。
資金繰りがファクタリングだけしかない。

などの資金繰りに窮する運送会社が多発しています。
その兆候として、運送会社同士[本社所在地同一]甲乙吸収合併が多発する。単に帳簿を更にすること。綺麗になった社名に全てを引継、元の会社は清算する流れです。これも運送会社のトレンド。新規参入と吸収合併公告の川上から川下をしっかりとチェックしていきます。

私の現在の関心事

・削除したアカウントの行く末
ツイッターアカウントを削除したのに「hentaishinshi8」行く末を案じております(笑)青森でオフパコらしいですが、同業者たちにネタにされ馬鹿にされております(笑)お前違うのか??(笑)そんなわかりやすいやり方ってあるでしょうか?(笑)念の為、記録として掲載シておきます。
「@hentaishinshi8」削除したツイッターアカウントの行く末を心配するフリーランス軽貨物ドライバー「カンパニー松永」
こんな卑猥な言葉をSNSで論じれるほどのメンタルがほしい気持ちはございます。
漫画やサイトの影響受け過ぎや無いかい(笑)

総括 「現場に出る社長の会社は廃業しやすい」などと動画で言う虎社長と同じではない
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