JR貨物が必ず軽貨物業界の長距離スポット仕事を奪う

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航空便そして新幹線に在来線。

JR北海道・東北新幹線。
駅から既に稼働している貨客混載タクシー事業者。
大事なのはその先。

各社の報道から見る

JR九州は新幹線を活用した物流事業への参入検討を始めた。九州新幹線(博多-鹿児島中央)の既存ダイヤと車両を活用、乗車率の低い便で乗客と貨物を同時に運ぶ。2019年には宅配事業者などとの調整を開始、駅や車内での作業内容などを確認した上で、一定の採算性が見込めれば事業化する。物流業界で人手不足が深刻化する中、新幹線を活用して収益向上につなげる狙いだ。 新幹線を使った貨物輸送は短期間のイベントや試験的に行われたことはあるが、事業化は初めて。貨物輸送では6、8両編成で運行している既存ダイヤと車両をそのまま使用。早朝や深夜など乗車率が低い時間帯に、車両のうち1両を貨物専用にして荷物を運ぶ。配送区間は博多-鹿児島中央間を想定しており、需要があれば、熊本でも取り扱う可能性がある。今後、効率的な貨物の積み降ろし方法や、積載時の座席シートの保護方法などについて検討や準備を進める。

「https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190101-00010000-nishinpc-bus_all」九州新幹線で貨物輸送 JR検討 初の事業化(西日本新聞) – Yahoo!ニュース

在来線での運用実績がある鉄道各社。
ある一定の成果が出たのでしょうね。
九州か東北かで有れば、非常に物流の偏りがある九州から。
当初は、宅配便各社の基幹便共同運行の流れを引き継ぐ形と筋読みしているMOKUBAです(笑)

ローカル線の旅客列車で客だけでなく貨物も一緒に運ぼうという「貨客混載事業」が徐々に広がりをみせています。JR北海道と佐川急便は2018年10月、旅客列車で宅配便の宅配荷物を運ぶ貨客混載事業に共同で取り組んでいくことで合意しました。合意内容によると、佐川急便の稚内事業所から幌延町内のエリアまで配達する宅配荷物が対象です。稚内営業所から専用ボックスに載せた宅配荷物をトラックで稚内駅まで運び、ここから幌延駅まで宗谷本線の旅客列車で運びます。列車が幌延駅に到着後、配達担当者が専用ボックスを取り降ろし、町内の事務所や民家などに配達します。JRの旅客会社が宅配便の貨客混載事業に取り組む方向で合意したのは、これが初めてです。これに先立つ2017年4月、ほくほく線(新潟県)を運営する北越急行が佐川急便と提携して貨客混載事業を開始。平日夜間に六日町~うらがわら間で宅配荷物を運んでいます。2018年には和歌山電鐵も宅配荷物の貨客混載事業を開始しました。
 宅配荷物ではありませんが、会津鉄道(福島県)と京都丹後鉄道では農産物を運ぶ貨客混載事業が行われています。2018年10月にはJR東日本が只見線(福島県)で農産物輸送の実証実験を始めました。鉄道だけではありません。地方の路線バスでは十勝バス(北海道)や岩手県北バス、宮崎交通などで宅配荷物の混載輸送を実施。ジェイアール四国バスは日本郵便と提携して高知県内で郵便物を運んでいます。タクシー会社の山城ヤサカ交通(京都府京田辺市)も佐川急便と提携し、客と一緒に宅配荷物を運ぶほか、運行の合間に戸別宅配や集荷作業も行っています。

「https://trafficnews.jp/post/81950」JRでも開始 貨物を旅客列車で運ぶ「貨客混載」、ローカル線の新たな収入源に | 乗りものニュース

物流効率化法を背景にした国策に乗っかった物流各社の動きが活発ですね。

「新幹線」=「幹線便」
「在来線」=「中継便」
「駅」=「ラストワンマイル拠点」

この3つのインフラは十分にセンター機能を有している。応用が可能。
ローカル線を起点として色んな動きがありますが、軍事的な視点から見る人が見れば「兵站学」に通じるモノがございますね。
軽貨物業界的に言えば、マイナス的動きでしょう。特に今回の新幹線を用いた「貨客混載事業」をJRが検討する動きです。
ハンドキャリーより安価で且つ既存宅配サービス商材の有料オプション化の凄い牽引力にも変わりそうな将来性のある動きに見えますね。

陸送と鉄道の単純な早さ争い

運送屋が価値をいくら語っても、利用者側は分かりやすい数字で比較する。

博多→鹿児島中央 約290km
新幹線 約140分 約11000円
陸送[外注費は別] 約220分 約8000円

赤帽さんや軽貨物業者さんへ外注する場合は原価ではなく距離制運賃として支払いますが、本件は除外で考え自前で運んだとします。
客先へ直送だったとしても時間差は1時間ほど新幹線が早い。しかし料金は単純計算で3140円陸送が安い。
その差がたった3140円。おまけに運んだ人の人件費が更に上乗せされます。事業主が走るった場合ぐらいの事でしょうか。

同じ外注するなら、鹿児島中央から20km締めで外注する流れが多くなる点。
近距離のチャーターが増える事があっても基幹的なチャーターが減少しうる流れが見えます。
これが九州内でも新幹線沿線だけの話ではなく、新幹線の駅舎を起点として物の考え方が進むと考えます。
航空便を用いた航空貨物の大容量化はまだまだ先であり、鉄道網が敷設されている日本国内では用途としては不要と思う。

荷物の通過ポイントが変わる

それと伴に軽貨物用途の案件の単純にスポット仕事の距離と時間が必ず短くなる。

■過去のスポット案件の特性

荷主→軽貨物ドライバー→納品先
受託責任は受注したドライバーが負う
距離がそのまま報酬
距離と伴に時間も報酬
経験値が必要
売上が高くなる
車両負荷が高い整備コストが上がる
従事者が少ない
荷主が良質(直契約伴う)
複数台で運用管理が必要
閑散期は別案件で人員を維持

■現在のスポット案件の状況

荷主→アプリ→軽貨物ドライバー→納品先
利用運送のアプリ。実施責任はドライバーが負う。銭はアプリがハネる(笑)
見えるか見えないか%除外後価格提示
アプリで定めた規定内で実施
アプリ側全体で運用管理
アプリ全体では売上が伸びる
閑散期は気にせず(ドライバー側の問題)
価格が安い為、荷主が導入
アプリ全体は売上増もドライバー別では分散
同じように車両コストあり(ドライバー側の問題)

軽貨物ドライバーの利用運送を行っていた会社のパイがアプリを用いた利用運送許可を持っているIT会社兼軽貨物業がとっている状況。昔と何も変わっていない。
仕事の特性上何も変わらないことが見えていない(笑)
だからといって、今日明日ご飯が食べれない!と嘆くドライバーがこんなことを考える思考する必要はない。何でもハネられても銭を稼ぐ必要があるからね。
勘違いしないでほしい。飯が食えるフリーランス軽貨物ドライバーがいつまでも作り上げられた他人が作り上げた出来上がった仕事をこなして意味があるのでしょうか?フリーランス軽貨物ドライバーと言うのは仕事の組み合わせで脳を動かさずに言われた事をこなす軽貨物ドライバーだと思う。だったらお前で無くてもいい訳だ(笑)そんなこと面白いとも思わない(笑)

ハコベル・pickgoを昔の水屋さんと同じに見る

アプリだから良い訳ではない。
フリーランス軽貨物ドライバーが見えていない部分で知らずにハネられた金額がアプリに掲載されております(笑)商売だからね。
大手委託や軽貨物業者から仕事を受けるよりアプリ経由で仕事を探すほうがハネられなくて良いと言っているツイートを見ると幸せを感じます。
だから我々が仕事にあぶれることなく、荷主と交渉して満足行く価格で勝負出来る(笑)私は感謝しかありません。

知らなくてもいい荷主に必要な情報

 
情報の落差があった上で成り立っていた軽貨物業界。
高低差と言うか文化の違いで成り立っていたのは事実。
しかし最近は、地方での取り組みが官民一体で有る為、成果はダイレクトに企業本社にフィールドバックされます(笑)
必要な情報は、すぐにダイレクトに末端まで反映されます。
自分たちが感じている以上に早いスピード感をどう貴方は捉えますか?
まだ大事な荷主を知らぬ存ぜぬで誑かす(笑)
そんな業者が「お客様の為に」などと言わないでほしい(笑)
現在は、荷主もバカではありません。
SNSで情報収集するのは一部だと認識してください(笑)
大部分はそれ以外のルートで知る。ですがその比率が限りなく変わってきていることも事実。SNSの情報を真に受けない。時間が少し費やされると言う認識をしっかり持とうじゃないか?盛り上がるのは良いが、見通しを甘くしないように。
相手が存在する商売です。

JR貨物の将来なんて末端ドライバーが思考する必要は無い

明日の日銭を稼ぐ事に必要な情報か?
全く持って関係なし。
そんな事を考える前に1日いくら売上が必要なのか?
いくら稼ぐなら月末資金ショートしないのか?
そっちをコネクリ回す方が末端ドライバーの新規開業者には必要な思考です。
しかしそれを考えて開業する人は居ない。
なぜなら面倒だから。
基本面倒な事は考えたくない(笑)
仕事がたくさん今あるから「安定」(笑)
笑わせるな!そんな安定なんて軽貨物には存在しないですよ?
そういう思考は、お前の下請けドライバーを狂わせるだけなんですよ?
まあ~皆と仲良く業界を盛り上げたい気持ちは理解できますが
廃業者や退場者を追う必要もございませんが、楽しむ為にはある一定額の定期収入が必要ですけれどね。
それを臆することなく言える事が事業主としての元請けとしての責任でもあるんですが、聞こえのええ話しか聞こえて参りません(笑)
ここまでくれば、事業主がどういうスタンスで商売を見ているのか?
開業者が仕事をしていく中で将来にどう思考しているかで決まるように感じます(笑)
しかし昨今、「フリーランス軽貨物ドライバー」と言う新職が脚光を浴びております。非常にありがたいと思わなければなりません。
長距離チャーター便は、新幹線のような高速鉄道の自動化による24時間運行が実現されることは、貨物鉄道の自動化。24時間稼働で全て消えます。
チャーター便と呼ばれた業務が「スポット業務」「スポット案件」などと呼ばれる。それが問題ではなく日雇いスポット仕事の短距離短時間勝負が始まる事を暗示している。
約2年後、JR北海道新幹線を用いた貨客混載路線へと繋がっていく。

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